142 俺は離れて戦うことにした。接近して捕まえられたら持っている武器を使うのもままならないような気がした。
それでも威嚇のファイティングポーズはやめなかった。俺と男はある程度の距離を置いて向かい合っていた。俺は男をにらみ、男は俺をにらみ返した。緊張した空気が二人の間に張り詰めて漂っている。一触即発の状態とはこのことを言うのだろう。どちらかが動けば死を賭けた戦いが始まるのだ。
俺は自分の持っている武器を使う時期を待った。それこそ冷静に、そして慎重に。
時限爆弾を持っている
小型ガスボンベを持っている