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 俺は、くらくらする頭を強く振った。しばらくは目も焦点が合わなかった。咳込む。

 ようやくすべてのものがはっきりと輪郭を取り戻したとき、男が野獣のそれのような恐ろしい唸り声をあげて、立ち上がろうとよろめいているのが見えた。男の俺をにらむ目つきは、すっかり狂気じみたものに変化している。隆起した筋肉がぴくぴくと痙攣していた。

 こんな化物に素手で闘っても勝目がないかも知れない。俺は自分の拳銃を探した。それは俺の右手から二メートルほど離れたところに落ちていた。

 それを拾って闘おうか。それとも持っている別な武器を使おうか。

拳銃以外持っていない


拳銃以外の武器をまだ持っている