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もう拳銃しか残っていない。
そう思った瞬間、俺は拳銃にとびついていた。しかし、そのときには男も立ち上がっていて、俺が拳銃を握った途端に俺は脇腹を痛烈に蹴られていた。
俺は激痛に顔をしかめたが、踏ん張って仰向けに転がり、拳銃を男に突き出し、引き金をふりしぼった。弾丸は男の胸に命中した。
瞬間、男の動きが止まった。が、男は右足を仰向けの俺の胸の上に押し当てた。
「ウリャアー」
文章にしたらそのようになる叫びを発したかと思うと、男は右足に全体重をかけた。
俺の肋骨が軋み、派手な音を立てて折れる。肺臓が潰れ、俺は息が出来なくなる。俺は脂汗を額ににじませながらも、男の顔を狙って拳銃を握った腕を上へ突き出した。
しかし、その頃には脊髄を潰されていた俺の体は死の痙攣にひきつっただけだった。