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俺は海へ続く洞穴を進んでいった。
相変わらず海は月明りに波間をきらめかせていた。先ほどのボートが浮かんでいる。
ん?
驚いたことに、そのボートの運転席に女が座っていた。俺はとっさに拳銃を構えた。そんな俺に気づいた女は両手を軽く上に挙げ、降参のポーズをとった。俺は慎重に、膝で海水をかきわけて、女の乗っているボートに近付いていった。俺はボートの縁に左手をかけられるほどに近付いた。右手の拳銃は女に突き付けてある。そのあどけない表情をした女が不意に言った。
「キスして。‥‥キスしてくれたらいいものをあげる」
俺は‥‥
キスする
キスしない
女を撃つ