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医務室では、黒ぶちの眼鏡をかけ、白衣を着た恰幅のいい主治医が俺を待ち受
けていた。俺は彼にミスMの貧血のことについて聞いてみた。

「彼女はダイエットしているようでしたね。それで、少し目まいがする、ベッドを使わして、と言ってはここにやってきてましたね。

 私が診てあげましょうと言っても、大丈夫、少し横になって休めば良くなる、と言って私の言うことを聞きませんでした。それで私がこの部屋を離れているうちに良くなったのか、部屋に戻ってみると彼女はいなくなっているんですよね。そんなことがもうしょっちゅうでした。前々からプロポーションがいいな、とは思ってましたが、それを保つために苦労していると思うとなんだか彼女がかわいそうに思えてくるんですよ」

 俺はそれだけ聞くと医務室を飛び出した。

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