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また通路が十メートルほど続き、その突き当たりに扉があった。
俺はさっきのこともあって、扉の横の壁際に立ち、拳銃を握り締めた。そして、ゆっくりとドアノブを回す。薄く開けた扉の隙間から部屋の中を改めると、あとは思い切り蹴り開けた。
部屋の真ん中にチャンピオンベルトを腰にしてもおかしくないような体格の男が一人、腕組みをして立っていた。ニヤリと笑うその表情がまた恐ろしかった。身長は優に二メートルは超えているだろう。部屋の向こうの壁にもう一つ扉がある。
「俺が息をしているうちは、次の部屋には通れんぞ」
凄味の聞いた声が天井近くから聞こえた。
俺は拳銃を男に向けた。