119 かすかにモーターのうなる音がした。
しかし、扉は開かなかった。モーターの音は俺の入れたカードを吐き出した音だった。
念のためもう一度入れてみる。
同じことだった。カードが違うのだろう。俺は持っていた、もう一枚のカードをスロットに差し入れた。
拳銃を握っている俺のてのひらに緊張がみなぎった。
扉は開かれた。
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