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これ見よがしにつけられた階段になど上れるか。俺がそう思った時、シューッという音を立てて階段の上から熱蒸気が吹き出すのが見えた。間欠泉だ。
俺は冷汗をたらしていた。もし、今のタイミングで階段を昇っていたら、一発で死んでいただろう。俺は重苦しい溜め息を吐き捨てた。間欠泉が吹き出したのは一瞬のことだ。
気がつくと、有毒なガスの臭いはしなくなっていた。おそらく何らかの作用で、間欠泉の吹き出す直前に有毒ガスが流れるのだろう。つまり、有毒ガスが流れていない間は、階段を昇っても安全だ、ということである。
今がその時だ。俺は階段を昇り始めた。