11 階段を上り切った俺の目の前に、直径二メートルほどの丸い窪みがあった。その窪みの中心から熱蒸気が吹き出すのだ。
俺はその窪みの二メートルを、弾みをつけて跳躍し、飛び越して、窪みの向こう側へ着地した。
着地した途端、熱蒸気が吹き出した。さっきは一瞬吹き出して止まったのだが、今度は止まなかった。吹き出し続ける。
俺は肌に熱蒸気の凄まじい熱気を感じた。
もう後には戻れないということか。
俺は北に延びている洞穴を進み始めた。
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