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K氏は依然として、低い声で喋った。
「君がこれから向かう島には、何人かの工作員をすでに送り込んである。君はそれらの工作員と戦わねばならなくなるかも知れない。いずれも選りすぐったエキスパート揃いだ。また、肝に銘じておいてもらいたいのは、そのうちの何人かは君の前に姿を現わさず、陰に潜んで君の任務を攪乱させる行動をとる、ということだ。例えば、君はある部屋で花瓶を割って壊したとする。その割れた破片をそのままにして部屋を出る。そして次にその部屋に入ったときには、その破片が跡形もなく消え去っている‥‥ このような攪乱にくれぐれも惑わされないように注意して欲しい。
君のような優秀な訓練生なら立派に合格できる、と私は確信している」
やがて、ヘリコプターは下降し始めた。
「では、健闘を祈る」