54 鍾乳洞の洞穴が俺の前に迫ってきた。
俺がモーターボートを進めなくなるところまで進めると、エンジンが情けない音を最後に止まってしまった。燃料計を見ると、針は「E」のところを指していた。
燃料切れか。もう後には戻れない。
俺はしかたなくボートを降りた。膝の辺りまで海水に浸る。そのまま俺は、洞穴に向かって滑りそうになりながら歩いた。
洞穴は西に真っ直ぐに延びていた。俺は海水から上がり、洞穴の壁に沿ってゴツゴツした岩場を進んでいった。
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